長女。獅条本家及び分家を束ねる、獅条家最強の実力者。
 常に煙管を咥え、粗暴な口調で下知を告げる。
   
 長男。凶悪な顔をしているが、実は面倒見のいい兄。
 暗黒の妖術に精通し、闇を触媒としたあやかしを行使する。
   
 次女。獅条家の家事全般を担当する、世話好きなお姉さん。
 見た目に反してかなりの大食家。
   
 次男。和装に刀という奇態な格好を好む、現代に生きる侍。
 妖力に頼るのは邪道という信念を持ち、極めた剣技のみで戦う。
 普段の印象は、快活な変人。あるいは莫迦。
   
 三男。常にへらへらと笑みを浮かべる、飄然とした青年。博打好き。
 智謀に長け、どのような局面からも逆転の一手を導き出す策士。
 極度の妹煩悩で、特に九葉を溺愛している。 
   
 三女。外見は幼いが、れっきとした十九歳。
 無職兼廃人ゲーマーという駄目っぷりだが、本人堂々としたもの。
 異世界の知識を豊富に持ち、要事には頼られることも多い。
   
 四男。本編の主人公。猪突猛進で好戦的な性格。目付き悪し。
 確たる信念を持ち、妖魔を非情に断罪する。特定の相手には酷く甘い
 一面も。文字を媒体とした妖術、『字転(じてん) 』を操る符術師。
   
 末弟。可愛らしい少女のような容貌をした『少年』
 九葉と非常に仲がよく、いつも一緒にいる。
 優しく温和な性格だが……
   
 末妹。無口で毒舌、やや人見知りの嫌い有り。強い潜在能力を秘めて
 いる。何でもそつなくこなし、頭も切れるというよくできた妹。
 策謀の冴えは成五直伝だが、まだまだ詰めが甘いとか。
   
 獅条の始祖である『鬼』 女の姿を取っているため、鬼姫と呼ばれる。
 存在しているだけで災いを呼ぶ。
 不老不死、不滅の肉体を持つ大妖怪。

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